【倉敷市】塗装ができない屋根材に要注意!失敗しない屋根塗装のために【屋根塗装】BLOG
倉敷市地域密着51年屋根工事・外壁塗装専門ショールーム住彩(すまいろう)です😊
みなさんおうちの屋根材の種類を知っていますか?築10年以上の方は塗装によるメンテナンスをされているおうちも多いと思いますが、屋根材保護のために塗装をしても耐久性が維持できないほど傷みやすく、塗装が無駄になってしまう屋根材もございます😧
住宅の屋根材で最も多く使用されているカラーベスト(スレート瓦)。弊社でも外壁塗装と一緒に塗装することが多いのですが、特定の製品は塗装ができないものもあります。
今回のブログでは、失敗しない屋根塗装のために塗装ができない屋根材をご紹介いたします😌
目次
2000年前後の屋根は要注意!?ノンアスベスト屋根材とは
商品をご紹介する前になぜ耐久性の低い屋根材が流通してしまったかというと、アスベスト(石綿)の規制により2000年前後に製造された屋根材は、アスベストをほとんど使用していないノンアスベスト屋根材へ切り替えの時期なのです🤔
一般的にアスベストは危険なイメージを持たれる方が多いのですが、空気中に浮遊した状態でなければ危険性は低いと言われておりますので、築20年以上のスレート屋根の方もご安心ください。アスベストが含有されていても、ほとんどの場合が今すぐに危険ということではございません。
ご自宅の屋根が気になるという方はいつおうちを建てたかで判断できます。アスベストを1%以上含まれた製品の出荷が原則禁止となったのは2004年です。それ以降はアスベスト建材の流通はほとんどなくなったので、2004年以降に建てられたおうちではアスベスト含有の建材の使用はないということです。
塗装ができない屋根材・パミール
パミールとは、国内の大手外装建材メーカーニチハが1996~2008年に製造していた、塗装ができない屋根材の代表的なひとつです。
この頃から屋根材へアスベスト(石綿)を使用することが禁止された時期のため、ノンアスベスト屋根材へ切り替え直後の製品のため
耐久性に問題がありました。
塗装をしてもミルフィーユのように層状に剥がれてしまうため、塗装ができないとされております。
そのためメンテナンス方法としては、屋根の葺き替えかカバー工法となります。
塗装ができない屋根材・レサス
レサスは、松下電工(現パナソニック)で2006年まで製造されていた屋根材です。
ノンアスベストのため強度がとても低く、点検のため屋根上を歩いただけでも割れてしまう危険性があります。
破片の脱落がある場合は浸水の危険性が非常に高い状態です。早急にメンテナンスをおこないましょう。
塗装ができない屋根材・コロニアルNEO
コロニアルNEOは、クボタ(現ケイミュー)の製品で、住宅の屋根材で最も多く採用されている「カラーベストシリーズ」の商品です。無数の細かなひび割れや大きな欠けが発生してしまう不具合が見られます。
現在は改良されたコロニアル・グラッサやコロニアル・クァッドなどの商品が後継品として販売されており、こちらは強度も問題ありません。
2000年前後に建てられたお家で屋根材のひび割れの気になる方は一度専門業者に相談してみましょう。
塗装のできない屋根材・アーバニーグラッサ
一般的なカラーベストと違いスリットが入っておりデザイン性のある屋根材だったのですが、2001年からノンアスベスト屋根材となったため耐久性が低くなり、スリットがあるので割れやすく塗装が難しい屋根材となってしまいました。
割れてしまうとひと欠片が小さいため滑落しやすいのでご注意ください!
塗装のできない屋根材・かわらU
セキスイかわらUはこれまでに紹介した平板の屋根材と違い、瓦のような形状で見た目が良く人気な屋根材でした。瓦よりも軽量のためカバー工法でも採用され、約40年程販売されてきた商品です。(2007年廃盤)
しかし、アスベストによる健康被害の問題を受けて、1990年8月からはアスベストを取り除いたノンアスベスト屋根材として販売されておりましたが、アスベストが含まれていないかわらUは高圧洗浄をするだけでも表面塗膜が剥がれてしまい素地がむきだしになってしまうほど強度が低下してしまいました。
※素地がむき出しになってしまったかわらU
塗装できない屋根材のメンテナンス方法
塗装が出来ない場合のメンテナンス方法を2つご紹介します。
1.屋根の葺き替え
既存の屋根材を撤去して新たに屋根材を施工する工法です。既存の屋根材を撤去するため、屋根下地や防水シートも新しくすることができるため、屋根の寿命を大きく伸ばすことができます。しかし比較的費用が高くなりやすいという特徴があります。
屋根葺き替えの施工事例はこちら
2.屋根カバー工法
もう1つの工法としては、既存の屋根の上に防水シートをかぶせ新しい屋根材を施工する屋根カバー工法がございます。既存の屋根を残すため工期も早く、工事費用も安価にすることができます。
屋根が2重になるため断熱性、遮音性が向上にもつながります。しかし、屋根の重量が増えてしまうことと軽量な屋根材しか施工できないというデメリットもございます。
屋根カバーの施工事例はこちら
まとめ
今回ご紹介させていただいた屋根材は一例となります。製造年月によっても強度が違い、塗装によるメンテナンスが可能な商品もございますのでおうちを何年に建てたか、屋根材がいつ頃製造されたどの商品なのか調べてみてはいかがでしょうか🏠
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