【倉敷市】屋根材の種類と耐久年数についてBLOG
倉敷市地域密着52年屋根工事・外壁塗装専門ショールーム住彩(すまいろう)です😊
屋根塗装や屋根工事をお考えの方から屋根は塗装をするだけで大丈夫かなぁ?というご質問をよくいただきます。
なので今回は、屋根材の種類と耐久年数についてまとめでみましたので、ご自宅の屋根がどんな屋根材なのか、築年数から耐久年数がどれくらい経っているのかをお考えいただけたらと思います。
※耐久年数は、お住まいの地域の環境によって誤差がありますので、あくまでも目安ですが、ご参考になればと思います。
瓦屋根には粘土瓦・セメント瓦・モニエル瓦があります。倉敷市内では瓦屋根のお家が多く見られます。
粘土瓦
粘土瓦の中には釉薬瓦・いぶし瓦・素焼き瓦の3種類があります。
・釉薬瓦粘土を瓦の形に成型して作られた瓦の中で、表面に釉薬(うわ薬)を掛け、窯の中で高温にして焼き上げた瓦。また陶器瓦と呼ばれることもあります。
瓦表面がガラス質となっているため、長い年月が経過しても美しい状態を保てるため屋根塗装によるメンテナンスが不要とされており、屋根材の中で最も耐久年数が長く、50年~100年程度と言われています。
・いぶし瓦
高温で瓦を焼き上げ、燻す作業をすることにより、独特の輝きをもつ銀色の瓦です。釉薬をかけずに焼いているので無釉薬瓦とも呼ばれます。
独特な銀色が美しく、こちらも塗装は必要ありません。耐久年数は、釉薬瓦より短く30年~50年程度と言われております。
・素焼き瓦
粘土を固めてそのまま焼き上げたものが素焼き瓦です。優しい土の色合いが特徴的で、いくつかの色を組み合わせることで、ひと味違う雰囲気の屋根を作ることができます。こちらも粘土瓦のため塗装は不要ですが、日当たりの悪い場所は瓦の表面にコケが生えやすいため、外壁塗装をされる際に高圧洗浄や苔除去剤を散布しておくとよいでしょう。
耐久年数はいぶし瓦と同じくらいで30年から50年程度です。
セメントと砂を混ぜて成形した瓦を塗装したもので、粘土瓦よりも価格が安かったため広く普及しました。瓦の表面がザラザラしているのが特徴です。こちらは塗装によるメンテナンスが定期的に必要ですが、セメント瓦はメンテナンス性の悪さから現在は廃盤になっているので割れてしまった場合、形状によっては取り寄せが難しいものもあります。定期的な塗装によるメンテナンスをしていけば、耐久年数は30年から40年程度となります。
・モニエル瓦
モニエル瓦とはセメント瓦の一種で、正式には乾式コンクリート瓦と呼ばれます。ヨーロッパ発祥のため洋風なデザインの瓦が多く、セメント瓦は小口が平らでなめらかですが、小口に凹凸があり、ザラザラしているところで見分けられます。セメント瓦同様、廃盤になっている瓦のため入手しづらい瓦です。
こちらも塗装によるメンテナンスが必要ですが、表面層に特徴があるため注意が必要です。弊社では、モニエル瓦専用塗料にて塗装をおこなっております。
耐久年数もセメント瓦と同じくメンテナンスをしていけば30年~40年程です。
金属屋根
金属にも色々種類がございますが、近年人気の高いガルバリウム鋼板屋根材をご紹介させて頂きます。
金属屋根は、瓦と比べるとはるかに軽量のため、お住まいの柱や梁などの躯体にかかる負担が低減できます。
アイジールーフから製造販売されている、遮熱性鋼板と断熱材の相乗効果で優れた断熱性能をもった屋根材。葺き上がりを美しくみせる質感のある特殊なちぢみ塗装が施されております。表面は超高耐久ガルバが使用されているため腐食に強く、断熱材一体型のため、遮音性も高く雨音が気になりません。メーカーの赤錆保証20年、穴あき保証25年が付いております。
・横暖ルーフ
ニチハ株式会社から製造販売されている遮熱鋼板と断熱材の一体成型で抜群の耐久性能と遮熱性能をもっている金属屋根材です。軽量で地震による揺れを軽減し、室内を快適に過ごすことができます。遮音性も高く、雨音も軽減します。耐久年数は、
塗膜保証15年、赤錆保証20年、穴あき保証25年と製品保証が充実しているのが特徴です。・縦葺ガルバリウム鋼板屋根に対して縦(垂直)方向に伸びたガルバリウム鋼板製の金属屋根材です。縦葺きの特徴は、勾配の緩い屋根にも施工が出来るという点です。軽量で安価、ガルバリウム鋼板なので錆にくい素材なのですが、上記で紹介した金属屋根材よりも遮音性や遮熱性、断熱性が低いというデメリットもございます。使用されるガルバリウム鋼板の種類によって耐久年数の違いがありますが、弊社で使用している縦葺ガルバリウム鋼板は、穴あき25年保証のものを使用しております。
スレート
・カラーベスト
カラーベストとは、セメントと繊維を主材料とする平板瓦で、コロニアルとも呼ばれております。 瓦に比べ安価で葺き替え等のメンテナンスが容易であることから最も普及されている屋根材であり、弊社もカラーベストの屋根塗装が一番多いです。
定期的な塗装のメンテナンスが必要であり、メンテナンスをしていけば耐久年数は20年~30年程度です。耐久年数を過ぎてしまったカラーベストは、既存の屋根材を撤去して屋根材を新しくする葺き替えか、既存のカラーベストの上に軽量な金属屋根を施工するカバー工法を選択することが出来ます。